診療内容
睡眠時無呼吸症候群(いびき外来)
歯科医が「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群」などの話をすると不思議ですか?
しかし、私ども野上歯科医院では耳鼻咽喉科の医師とともに、「いびき」や「睡眠時無呼吸症候群」の治療を進めています。
睡眠時無呼吸症候群とは
快適な睡眠をすることは、とても大切なことです。
日本では、4人に一人の方が睡眠障害を抱えており、自覚していない人を含めればさらに多くの人たちが睡眠障害である言われています。
睡眠障害は多くの弊害をもたらします、例えば、眠っている間にエネルギーが蓄えられないために、体力の低下をもたらします。
そして、自律神経やホルモンのバランスが崩れますから、免疫力も低下してしまいます。
精神面でも、落ち着かない、不安な気持ちになる、怒りやすくなり、疲労を感じ無気力になります。
また、行動面では、判断力や注意力が低下して失敗しやすくなります。ひどくなると、吐き気や偏頭痛が起こったり、食欲が低下したりします。
睡眠時無呼吸症候群の危険性
睡眠が足りていないと言う事は、多くの弊害をもたらします。
例えば、次のような事例があります。
2003年に、山陽新幹線で運転士さんが居眠りをして運転した事件がありましたが、これは睡眠時無呼吸症候群が原因で起こったと言われています。
また、ある報告によると酩酊に近い飲酒状態より、重度の睡眠時無呼吸症候群の方のほうが運転にミスが多かったという報告もあります。
事故だけでなく、睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くは高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を合併しています。
治療方法
当院で行う治療法は、睡眠時無呼吸症候群の患者さん専用のサイレンサーをつける治療法です。
いびき症や無呼吸の程度が軽度の場合に適用されることが一般的です。
サイレンサーで下あごが上あごよりも前に出るように固定することで、気道を広くします。
保険の適応
保険については、医療機関(耳鼻咽喉科など)で、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合に適応されます。
ただし、「いびき」が主訴の場合は適応されませんのでご注意ください。